2018年にも「ファイナンス中毒 前代表の闇落ちストーリー」としてノミネートしていた"いわくつき"企業が、今年もそのポテンシャルを遺憾なく発揮。
2020年から続くコロナ禍において、ネット上でもしっかりその実在性が疑われてきた架空の会社との、存在しないコロナ製薬事業を当社は次々に開示。
一時は100円台であった株価を1,000〜2,000円レベルに持って行くことに成功していた。
その後、本開示をもって「1年間の期間において当社が行った適時開示60件を確認した結果、合計24件の適時開示資料においてその一部またはその全部に事実と異なる内容またはそのおそれがある内容が記載されていた」という、ソルガムもびっくりの報告を行なった当社だが、テラと書いてハコと読むタイプのウォッチャーは地蔵のような眼差しで、SNS上での告発を眺めるのであった。
こうして過去の大量の適時開示資料で制作された大嘘ドラマ台本の訂正はわずか19ページの1文書で行われることとなり、令和になっても「ああやっぱりウソで金集めるのはコスパいいんだな」という事実を物語るに十分だった。 |