以前から自社の適時開示のタイミングに合わせた株の売買がみられていた会長が、今年はSNSに「煽り系経営者」として登場。
本件開示は1株を2株に分割することを発表したものだが、実はその分割のわずか1ヶ月前に3分割。
そのわずか1か月半前にはさらに5分割されていた。
しかもその間にも、業績上方修正の開示を出した、そのわずか2日後にさらなる上方修正を行う旨を開示するという信じられない業績管理を行うなど、東証にケンカ上等の開示吊り上げクロスプレーを展開。
そんな「短期集中ミニライブドア」とでも言うべき当社の開示状況だが、当時のライブドアと異なるのはイマがSNS 時代であるということ。
開示施策の連発に合わせて会長はSNS でも自社株の材料になりそうな「煽り系」発言を連発し、確かに株価も一時期吊り上がった。
その後の展開は火を見るよりも明らかで、端的に言えば会長は株を売却し、株価も大きく下落。
令和のイナゴ事情も、平成はまだ終わらないのだなあとしみじみ感じさせるものであった。 |