Disclosure Award 2020(適時開示アワード 2020)

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適時開示アワード2020 2位

獲得ポイント:17pt

ノミネート番号:8

銘柄コード:6740JDI
[PDF]第三者調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ
「自殺者に口なし」

2019年11月、当社の元経理・管理統括部長(A氏)が、経営陣に指示されたとする不適切な会計処理を告発。
当開示はその告発に対する調査報告書であるが、この公表前にA氏は自殺している。


結果的にはこの調査の結果、過去において100億円規模の架空在庫計上や費用や損失の先送り等を含む11項目の不適切会計処理が判明しているが、

この「第三者委員会」によれば、

「当委員会が認定した不適切会計処理のうち、A氏が関与したほとんどのケースでは、上位者からA氏に対する具体的な不適切会計処理の指示の存在を認めることはできず、上位者への忖度その他の理由から、A氏自らが主導したもの」

であり、A氏には

「業績不振にあえぐ会社を何とかしたい、上長であるCFOを守らなければならないという「男気」、自分ならなんとかやれるという能力への自負、上位者に認めてもらいたいという承認欲求等があり、」

「自分の力で会社の数字をよく見せることで会社やCFOを守る、といった歪んだ正義感を抱き、不適切会計処理が正当化されたものと考えられる。」

んだってさ。

投票者のコメント:

「死人に口なしを地でいく酷い報告書」(匿名さん)

「CFO等からの指示があったことを認めているにも関わらず、A氏に全ての責任を負わせるような、論理的に破綻した文章を書かざるを得なかった第三者委員会の面々の気持ちに思わず圧力、あるいは忖度という言葉が浮かぶが、見方を変えればこれは第三者委員会のINCJへの声なき抵抗なのかもしれない…

などという大人の事情が薫り、様々な想像を掻き立てる点を推薦したい。」(Econopunkさん)


適時開示アワード2020 最終結果