令和最初となった2019年の流行語大賞でトップテンに選出された「○○ペイ」。平成の終わりは、現金バラ巻きでユーザ獲得という何のひねりもない強引さで、資本バイオレンスという名の新風が決済業界を蹂躙していったキャッシュレス元年となった。 そんな、巷の小売店でも決済手段が増えに増え続ける中、独自の決済方法を確立するコンビニチェーンの姿も。だが、満を辞して登板した最後の大物であるセブン&アイHDの「7pay」は、民衆のキャッシュレスに対する不安を煽る大暴投。 初日からセキュリティ専門家の疑問がSNS を駆け巡り、案の定、翌朝には不正に物品を購入した来日"出し子"団が都内を爆走。 セブンイレブン社長の会見も「二段階認証…?」といった、全IT技術者が涙を流すほどの惨劇。平成から令和に変わっても、大企業のIT部門が如何に変われないのかといった哀しい雲が業界を覆った瞬間であった。
投票者のコメント:「セブンの駄目さが白日の下に曝され、コンビニ業界の転機となったこと。画期的な出来事でした。」(よういち さん)
「本当にふざけた後手後手の対応。この辺りからセブン王国の崩壊が始まった感じがする。」(匿名さん)
適時開示アワード2019 最終結果