Disclosure Award 2019(適時開示アワード 2019)

Page Top

適時開示アワード2019 最終結果

 「適時開示アワード」実行委員会は、今年「最も人々の記憶に残った適時開示情報」に、スペースバリューホールディングス(1448)による「第三者委員会の調査報告書の受領に関するお知らせ」を選定しました。

 「適時開示アワード」は過去1年間に開示されたすべての適時開示情報等の中から、不特定多数による投票により「最も人々の記憶に残った適時開示情報等」を選定する、今年度で7度目の開催となるイベントです。

 

 最多票を獲得したスペースバリューホールディングス(1448)による「第三者委員会の調査報告書の受領に関するお知らせ」は、建設事業を主力とする会社で、工事原価の付け替えや売上の先行計上などの疑義が生じて設置された第三者委員会による報告が、匿名の告発によって当初とは思わぬ方向へと展開していく衝撃のスキャンダラス・リアリティショーを描いた作品です。

 この資料は、「代表の酒池肉林ぶりが忘れられない」、「司法試験・公認会計士試験を突破してきた第三者委員会の面々がこのような分析をやらされていることを想像すると思わず同情してしまう」などの理由で大賞を獲得しました。

 

 次点はセブン&アイHD(3382)「『7pay(セブンペイ)』 サービス廃止のお知らせとこれまでの経緯、今後の対応に関する説明について」

 本作は資料の面白さというよりは、超メガ・リテール企業が時代とテックの波に翻弄されるという、令和の到来をまったく感じさせない一連のドタバタ対応・記者会見を含めての一大コメディとして評価をされ、選者からは「ITを使い熟すことが大企業であればこそ難しいことを、笑いと教訓にしていただいた」と感謝のコメントすら届いたほどでした。

 

 今年の「適時開示アワード」は2018年12月から2019年12月に開示された適時開示情報を対象とし、第1フェーズで13社の適時開示を公募により選定。最終投票の結果、45名から12票を獲得した、スペースバリューホールディングスによる「第三者委員会の調査報告書の受領に関するお知らせ」を大賞と選定しました。




同点の場合、選者コメント数の多い順、1位投票の多い順(これらを総合して「熱量の高い順」)にランキングを作成しました。


なお、同アワードの2018年度の最終結果はこちらでご覧いただけます。

【関連情報】