Disclosure Award 2018(適時開示アワード 2018)

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適時開示アワード2018 5位

獲得ポイント:15pt

ノミネート番号:5

銘柄コード:3099三越伊勢丹HD
[PDF]本日の一部報道について
「報道の数値を下回る大幅な下方修正をする見込みです」

三越伊勢丹HDは4月、平成30年3月期の業績を公表。

事前の純益予想は80億円で、売上高は事前の予想通りに推移していたが、「三越伊勢丹及び三越伊勢丹フードサービスが保有する店舗設備等について、現在の事業環境及び今後の見通しを勘案し、減損損失約110億円を特別損失として計上」することとなり、当期は赤字転落となった。


この日の日本経済新聞は三越伊勢丹の決算について、「最終的なもうけを示す連結純利益が前の期比7割減の40億円前後になったようだ。5割減の従来予想から減益幅が拡大する」と報じていた。
「高級スーパーの売却や百貨店閉店に伴う損失が膨らんだ」、と固定資産の減損自体も把握はしていたもようで、減益報道に驚いた投資家も多かった。

しかし、当日この報道を受けた当社のリリースは「本日開催予定の取締役会において、特別損失の計上及び通期業績予想の修正について附議する予定で、平成30年3月期業績予想の当期純利益について、報道の数値を下回る大幅な下方修正をする見込みです」と報告。

「本日の一部報道について」というタイトルからはあまり想像されなかった追い打ち報告に、衝撃が走った。

投票者のコメント:

「誠実とみるか、正直を通り越した何かとみるか。内容としてはシンプルだが視点によっていかようにも味わえるところが趣深いため」(ebicchi さん)


適時開示アワード2018 最終結果